第53回 10月 宇都宮海さくらごみ拾い【日中ごみ拾い10】

 日が短くなり、朝晩はとくに涼しく過ごしやすい時節になった10月下旬。
【日中ごみ拾い10】は、宇都宮駅西口すぐ近くを流れる田川の、サイクリングロードのごみ拾いに挑戦しました。 
 毎度、小山市からご参加いただいているOさん御夫婦といっしょに いちょう通りから田川にアクセスして、田川上流に向かってサイクリングロードのごみ拾いをしました。駅前交差点にある交通量の多い「宮の橋」をくぐるという体験、結構面白かったです!

田川は、日光市に源流があり、鬼怒川に合流、さらに利根川に合流する一級河川です。田川は古来より「暴れ川」と呼ばれ、大大雨ごとに氾濫してヘビのように流路が変わっていたようです。
そのおかげで、江戸時代までの田川流域は、日光の山々・森林・平原からのミネラルいっぱいの水で潤い、生物の住処(すみか)に適した、或は、農業に適した肥沃な土壌が形成されました。

もちろん、いまは、治水事業により、流域が変わらないように対策がなされています。ただ、近年の大型台風や集中豪雨で、氾濫危険水位まで達することは少なくありません。2019年10月には、宇都宮駅西側で大規模な氾濫が発生してしまいました。「暴れ川」は、いつかまた、生物に適した流域を創ろうとしているのかもしれません。

河川堤防で仕切られているとはいえ、河川は生物の住処(すみか)であることは今も変わっていないようです。サイクリングロードを歩くと、巨大なアオダイショウの抜け殻(約1.5m)発見!!、カルガモの親子が川を渡ってる!!ヒナは必死に泳いでる!あれ?ヒナがちょっぴり飛んだ!すごい! ハマダイコンがいっせいに砂溜まりで発芽してる!!!(Oさんが発見くださいました!) ハマダイコンは漢方にも使えるようです。興味深いですね! 流されなければ、来月には小ぶり大根になっているのでしょうか。

酷暑の夏、暑い秋、河川を見ながら涼むのはいいですね。特にお酒もおいしいです。その跡が「あ!落としちゃった!」お酒のビンや缶とそのつまみの抜け殻です。お酒を呑んで河川をぼんやり見て大きな気持になると、空になったビンカンは飛ばしたくなりますよね。たくさん見つかりました。バーガーセットの抜け殻も、買い物袋に丁寧に納まり、川原に着陸してました。橋の上から飛ばされたのでしょう。

Oさん奥様からのご感想です。
「いつもと違う場所のゴミ拾いは新しい発見があり、おもしろかったです。
いつもは上の道路を通るときに田川を眺めていますが、今回は下から地上の様子を見るという感じも新鮮でした。
犬の散歩をしていた方とすれ違った際に、ご苦労様です。と声をかけていただいたのが何よりです。
いつも少人数でのゴミ拾いなので、周りの方は私達をどんなふうにみているんだろうって思っていましたので、なんかとても嬉しい気持ちになりました。
また、次回も参加させていただきます。
いつもお世話になり、ありがとうございます。」といただきました!

Oさん旦那さまは、ごみ拾いの後に 宇都宮LRT乗車に初挑戦されました。そのご感想です。
「街中から田舎の風景を静かにゆっくりと楽しむことができる電車でした。
ただ、終点に行っても工場しかないのが残念なところでした。
LRTは観光というより、通勤通学、お買い物、スタジアム利用を目的とした時間通りに来るバスという感じでした。」

なるほどですね! ごみ拾いの後の宇都宮探検。「街中から田舎の風景を静かにゆっくりと楽し」まれたご様子。鬼怒川を渡り、宇都宮清原球場、終点の芳賀町には本田技研や日立Astemoがありますね。「時間通りに来るバス」という表現、ナイスです! 探検レポありがとうございました!

11月に入りいっきに寒くなってきました。11月のごみ拾いの予定はまだ入っていませんが、また、なにか発見できればいいなって思っています。今後とも、よろしくお願いいたします!

今までの活動カテゴリーの記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です